コレクション: パウル・アクス(Paul Achs)
パウル・アクスは1684年から続く家族経営のワイナリーです。
カリフォルニアのパット・ポールセンのワイナリーで経験を積んだ後、パウロ・アクスはオーリストアに戻り、父親から家業を継ぎました。
継いでからすぐパウロはビオデナミ農法を全畑に取り入れ、そして赤ワインの醸造方法を変えました。通常のタンクと開放式タンクでアルコール発酵させた後、樫とアカシアの樽で熟成されます。本物の赤ワイン造りを実現されるため、試行錯誤した結果、清澄やろ過を排除することで、ゴルズ村の素晴らしい赤ワインを生み出しました。
ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュの赤ワインは、タイトでしっかりとした造りが印象的です。ピノノワールとサンローランはジューシーで、きれいな丸みを帯びております。 彼のすべての赤ワインと同様に、ピノ・ノワールはバランスが取れ丸みを帯びており、またボリュームもあり、熟成をさせて飲むとさらにおいしくなります。
パウロはブルゲンランドの土地にこだわり、その土地と気候(パンノニア性の大陸性の気候、夏は乾燥し暑く、冬は大変寒い)から得られる全てを体現できるワイン造りを目指しています。これらのワインすべてオーストリアで最も重要なワイン誌である「Falstaff」で常に高評価をもらっています。
2020年は、非常に乾燥した冬の後、発芽は早かったのですが、とても乾燥し、雨は5月末まで降りませんでした。夏はさほど暑くはなりませんでした。9月の気候はとても良く、日中は暑く、夜は涼しいという好条件に恵まれました。収穫は9月2週目から。きれいな果実味、エレガントできれいなワインができました。