キンタ・ダ・パシェーカ（Quinta da Pacheca）

ドウロ渓谷の間、左岸のCamres村にキンタ・ダ・パシェーカのワイナリーがあります。ドウロ渓谷でも最も評価の高い場所です。
歴史は1738年に遡ります。当主名はダ・マリアナ・パチェコ・ペレイラですがワイナリー名のパシェーカは女性名で当主の妻にワイナリーを任せていたことによります。その後D. José Freire de Serpa Pimentel （ホセ･フェレイレ･デ･セルパ･ピメンテル）がワイナリーを1903年に購入。ブドウ畑の近代化に努め8つの花崗岩のタンクを購入、今でもドゥオロDOCの限定ビンテージ赤ワインとポートワインを作っています。
2001年に75haの畑の周辺はユネスコの世界文化遺産に指定されています。パシェーカは常にドウロワインの品質向上に努め、 1977年にD. José Freire de Serpa Pimentel の指導のもと彼自身ブランドでDOCドウロワインをリリースしました。その後ポルトガルで初めてソーヴィニヨンブラン、ゲヴェルツトラミネール、リースリングを使った白ワインをリリースしました。
キンタダパシェーカの新しい試みとして1995年に公式にワインツァーを企画、2009年にはワインハウスホテルを開設。2012年に新たにPaulo Pereira と Maria do Céu Gonçalvesがメンバーに加わりワインツァープロジェクトのリーダーになりワインの品質向上とワインツーリズムに尽力しワインツーリズムにおいて最も名誉あるBest of Wine Tourismを受賞。ドウロで一番訪問客の多いワイナリーになっています。

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