コレクション: クロ・マヌ(Clos Manou)
メドックのシンデレラボーイ。
ステファン・ディエフは 17 歳で父を亡くしました。彼は18歳で自分と家族のために、父が勤めていたボルドーの協同組合で営業として働き始めました。彼はワイン造りに大きな興味と情熱を持っていましたので 、多くのワインメーカーと知り合うようになりました
中でも親交を深め たのはムートン・ロットシルトの元醸造長ボスク 氏やローザンセグラの元栽培長ミッシェル・ブルギヨ氏でした。彼等からワインの醸造と栽培の多くを学び、その情熱を受け継いだのがステファン・ディエフなのです。
彼は1998 年に初めて借りた 0.12ha のブドウ畑からガレージで600本のみのワインを醸造しました。小さな畑でしたが全て彼のコントロールの下でワイン造りは行われました。その最初の収穫でクロ・マヌのレベルが決定されたのです。
ステファンはブドウ畑を購入する収入を得るため、ブドウ栽培を請け負う会社を設立しました。彼は他のシャトーの栽培を請け負いながら畑を買い増し、この15年間クロ・マヌとプティ・マヌを造り続けたのです。今では7ha のクリュ・ブルジョワと 4ha のク リュ・アルティザンを買い増して、所有する畑は18haになりました。
彼のワイン造りは畑から始まります。購入する畑の条件は1ヘクタール 10,000 本以上のブドウが植えられ、土壌や日当たりが良いところです。畑は広がりましたが、最初の 0.12ha の時と同様にブドウ栽培が 行われています。畑はリュット・レゾネです。ブドウ木の畝と畝の間には草が生えており、畝のブドウの木の間は除草剤を撒かずに、手で鋤き起こしをしています。そして計画的に摘 葉が行われ、有機栽培で良く熟したブドウを育てるのです。ブドウの収穫は 100% 手摘み、畑でブドウは選別され50Lのケースに入れられて醸造所まで運ばれ、そして大変な情熱とこだわりを持って最高のワインを目指し醸造されるのです。