コレクション: シャトー・ド・ローキ(CHÂTEAU DE ROQUES)
シャトー・ド・ローキの歴史は1587年まで遡ります。当主シャン・ローキは将来フランス国王になるアンリ4世と共に戦い、シャトー・ド・ローキの土地を得ることになりました。その後ギヨーム・フランソワ・ド・コマルク侯爵がシャトー・ド・ローキを所有、その後ラ・ロシェット・ダウジェ伯爵の所有を得たのち、1947年サブレット家に売却されました。1822年から続くサブレット家のブドウ畑は今日では75ヘクタールにも及びます。
シャトー・ド・ローキの土地は下層土が岩石質で、過去には、建物やモニュメントの石切り場として使用されていました。現在では、巨大な地下ワインセラーとなっています。ブドウ畑は海抜110mに位置し、サンテミリオン地区で最も標高の高い場所にあります。その土壌は主に粘土と石灰岩からなり、石灰岩の厚さは30~40cmほどで、それは過度の降雨があった場合は自然な排水が行われ、そして深く蓄えられた水はブドウの根に栄養を補給します。この性質はグラン・クリュの土壌にあるものです。
65%のメルローが果実味と力強さをもたらし、35%のカベルネ・フランがそれを支えています。フィネスと骨格を備え、エレガントで香り高いワインです。また、このワインは非常に良い熟成ポテンシャルを持っています。