コレクション: ドメーヌ・パンシオ(Domaine-Pansio)
1981年にエリック・パンシオは祖母より受け継いだ5haの畑を元にしてDomaine pansiotをボーヌ近郊のコルゴルアンに設立しました。以前は父方、母方の祖母がおり、1人は土地を借りもう1人は畑を所有し通りがかりの人にワインを売っていました。そして2001年に15haに畑を広げ、2004年には娘のエミリがドメーヌに参加しムルソーとジュブレイシャンベルタンの畑を購入、20haに拡大し現在22ha,の畑を所有しています。
エミリは醸造を父エリックから学び、そして今ではブドウ栽培とドメーヌ全般の仕事を学んでいます。父方、母方の所有するアペラシオンはムルソーからジュウレ・シャンベルタンまで20ほどのアペラシオンを所有しており、少量ですが幅広く手掛けています。ワイナリーはここ数年増改築を繰り返し、より良いワインを造る環境を整えています。1ha辺り10,000本の密集植樹、リュット・レゾネでブドウを栽培し、収穫後細心の注意を払いブドウを選果しています。ドメーヌを引き継ぐことになるエミリは大変強い情熱を持ってワイン造りをしています。それは、2009年に長男を出産した時でさえも醸造の仕事を続けようとし、辞めさせることが難しかった程です。各アペラシオンのワインの生産量が非常に少ないためフランス国内でも評価が高いにもかかわらずマルセイユやリヨンなどの限られたレストラン、ワインブティックのみ販売しており、また海外への輸出は日本のみとなっています。
情熱と経験から造られるエリックとエミリのワインは、今後も期待を裏切ることのない素晴らしいものになるでしょう。